「エンブロイダリーレース」、カーテン業界では豪華な裾柄の刺繍レースをイメージすることが多いでしょうか?
エンブロイダリーとは「刺繍」のことで、透け感のある生地に刺繍を施したレースは全て「エンブロイダリーレース」なんです。
薄手の織物を基布(土台)として複数の穴を開けていき、その周りを刺繍でかがって模様を施したレースはとても華やかです。
(参考レース・リリカラTM54322)
その中に「ケミカルレース」も入っていて、薬品を使用して一部の糸を溶かすことで模様を浮き上がらせたレースに使われる名称です。
基布が見えず刺繍糸だけで模様が構成されているのが特徴で、一つ一つの柄がカットできるます。
(参考レース・川島織物セルコンFT2228)
現在も2段模様の刺繍レースを掛けていらっしゃるT様がご相談くださいました。ショールームにすべてのサンプルがある訳ではないので、各メーカーからご要望に合わせてサンプルを取り寄せたり、新しい提案をさせていただいたりしました。
刺繍は2段、今までより透ける穴が大きく、裾のスカラップのメリハリがはっきりしています。
スカラップが大きいため短く感じられると思いますが、一番長いところの寸法は床に引きずらない寸法です。