ダークブラウンでまとめられた建具で建てられたK様宅は重厚で落ち着いた「大人のお家」なのですが、家人の年齢が上がり、ちょっと暗く感じるので明るくしたいとご相談です。
ホント、すごく素敵なお宅なんです。
でも年齢的にも、もう少し明るい雰囲気の方が安全で目のためにもいいかもしれませんね。
そこで床を明るい床材で貼り直すことにしました。
最初はカーペットをとおっしゃっていらしたのですが、ドアと床との隙間が小さくカーペットを敷くとドアの開閉に支障が出てしまいそうだったのです。
そこでご提案したのが、フローリングのように見える床材。今風のホワイト系のウッド調をチョイスしました。
専用の接着剤で貼っていきます、糊の塗り方も枯山水の砂のようで芸術的ですね。
配置や細かいカットが出来てしまえば貼るのは簡単!に見えます。
細かい建具の角なども丁寧にカットして施工しますので、最初のセッティングが肝心ですね。
建具や家具が濃色なのでホワイトグレーのウッド調を敷き詰めたことで明るくなりました。
リビングとダイニングには2段の段差がありますが、そこは濃色の框を入れてステップのあることを確認できるようにしました。
今まで生活していたのでステップがあるのは分かっていても、安全のためにも段差は分かり易くしておくことをおススメしました。